苦しすぎるから休むことが怖いのです

わたしたちはなぜ休むことがこんなにも苦手なのか。 休むことが怖くてしかたない 「予定のない時間が怖い」わたしを含め、摂食障害である多くの方がそう言葉にする。怖くて怖くて、休めない。 これだけ心が叫んでいるのに、これだけ体がボロボロなのに、何も…

【拒食】体重計から始まり体重計に終わる日常

わたしは拒食(というかダイエット依存に近いかな)を1年で脱したので、命に関わる低体重になった事はなかったんだけど、それでも、今思い返すと異常という言葉でしか表現のできない日々を過ごしてた。 一方で、当時のわたしには摂食障害に足を突っ込んでい…

トイレに自分の罪を流してしまいたい

過食嘔吐で吐きだすものは何だろう。 大量の食べ物? 正解。 大量の胃液? それも正解。 でも、摂食障害の方が本当に流したいのは「吐いてしまった罪」だ。 拒食症と過食症も心は同じ 実は、表に出る症状が異なるだけで拒食症も過食症も心の中はほとんど同じ…

今日もわたしたちがコンビニに走るわけ

「もう一生吐かない」とどれだけ強い意志を持っても 「絶対爆買いをしない」とどれだけ強く誓っても そんな意志を知らぬかのように襲う過食嘔吐の発作。 心がソワソワして、動作が小刻みになって、視界の焦点が合わなくなって、頭がわたしのものじゃないモー…

元当事者として摂食障害の周囲いる方へ

最近ヒューマンライブラリーのお誘いを受けることがちょくちょく。摂食障害のことを話す機会、ありがたいことなぁ。 ヒューマンライブラリー(human library)は、障害者や社会的マイノリティを抱える人に対する偏見を減らし、相互理解を深めることを目的と…

《登壇レポ》摂食障害は隣で静かに叫んでいるから

ちょっと前の週末、地元の未来フェスがあった。こで摂食障害の話をしてきました。 事の発端は、去年の秋。 大好きな地元で話をしてみたいなぁ、 生まれ育った土地で誰かに何か伝えないなぁ、と漠然と思っていた。 で、ググってみたら丁度未来フェスの案内を…

甘えとSOSの境界線が分からないから死にたい

どこからつらいって言っていいですか? 声に出すために心を数値化したい 最近友人と話していたのが、「つらさや頑張りって数値化できるとラクなのにね」という話。 自分は今どの程度のつらさを感じているの?自分は今どの程度がんばれているの?1番なの?ま…

【拒食体験記】わたしが食べられなかった記憶

その病に足をつっこんだのは、おそらく高校2年生のとき。おそらく、というのはわたしに病の自覚がなかったから。 わたしの通う高校は、家から住宅路を歩いて5分の場所。地元の中ではちょっとした派手高校だったかな。スクールカーストではちょっと悪い子、…

【摂食障害×恋愛】依存と利用でしか人と関われない

ただいま。 今日は、摂食障害の方でよく見られる恋愛傾向を考えてみた。 依存愛と利用愛のプロ 過去の私(依存ver.):彼氏からの承認がわたしの存在価値 過去の私(利用ver.):リスクのない承認欲求 結果どちらも本質的な幸せじゃなかった 依存愛と利用愛…

障害を公表するメリットとデメリット #NHK障害福祉賞 記録③

「障害」「病気」「コンプレックス」苦しみや悩みを公表することは、きっと誰もが怖いです。 わたしもずっとずっと怖かった。作品を書く1年前まではわたしの摂食障害を知る人は片手に及びませんでした。 それぐらい、障害を人に伝えることは当事者にとって重…

《イベントレポ》第53回NHK障害福祉賞の記録

NHK障害福祉賞シリーズ② waka0105.hatenablog.com 改めてですが、この賞は、障害者もしくは障害者と生きる方が体験や思いを綴る作文コンクールです。 ▼コミュ症すぎて写真ないので旦那さんに家で撮ってもらったw わたしが書いた「摂食障害」について。 こん…

《イベントレポ》第53回NHK障害福祉賞の記録

今日は第53回「NHK障害福祉賞」の授賞式でした。 ▼受賞者の方と この賞は、障害のある人やその周りにいる人が体験や思いを綴るNHKが主催する歴史ある作品コンクールです。 なんとなんと。今回、わたしの作品は第一部門(障害当事者)の優秀賞に選んで頂きま…