ことばを吐く

摂食障害の知識と心の言語化を届けたい

拒食症も過食症も「痩せたい」訳じゃない。

「痩せたい」

「もっと、まだ、全然・・・」

摂食障害の方が本当に求めているものは、実は”細い体”なんかじゃないです。

 

 

「痩せたい」の裏にあるもの

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背景やきっかけは違えど、摂食障害の方に共通してあるものが

「自己肯定感の低さ」です。

 

「このままの私じゃだめ」

「いい子に見られなきゃ・・」

「自信がない・・」

「どうして私はこうなんだろう」

「あの子と比べて私なんか・・」

 

そんな、自分を大事にするということが苦手な方がとっても多い。

 

知らず知らずのうちに、他人の目や評価によって自分の価値を左右してしまう。

 

 

 

「私は存在するだけじゃだめ」

(他人に何かを与えることで存在が認められる)

そんな思考の方がとても多いように思います。

 

 

 一見、自己肯定感が低そうでなくても「他人の期待に応えるように生きてきた」タイプは無意識に、自分の価値を外部に託してしまう事が多い。

 

自分の価値が他人目線で決まっちゃうって

めちゃくちゃ不安定で、とても怖いです。

 

 

 

本当にほしいものは何?

心の底で求めてるのは「自信」だと思う。

 

 

行動すれば、目に見えて結果になる「ダイエット」嫌いな自分をなかった事にできるような「過食嘔吐」 

 

自分の価値を自分でコントロールできるかのようなこの摂食障害の症状はとても依存性が高いです。

 

自分の行動が分かり易く結果につながった。痩せる事がちょっとした自信になった。外見が変わったら周りの反応が変わった。

 

色んなきっかけから、「痩せる」ことへの固執は強くなります。気づけば、体重=自分の価値を左右するものになってしまいます。

 

痩せても終わりがない欲望

たとえ、どれだけ痩せる事ができても摂食障害に終わりはありません。

 

体重の上下は一過性の自信。本当に「自分の事を認められた(自信)」ではないんです。だから、どれだけ痩せられても自分が納得する自分になれない。満足することが出来ないんです。

 

 

表面上の言動に目を向けるんじゃなく、心の声に気付いて、長期的に寄り添ってあげる必要がある病気です。

 

当事者の方にも、周りの方々にも、ちゃんと正しく理解される病になってほしいです。

 

 

竹口 和香