前編はこちら〜🐱
4.吐きダコ
わたしが顔の腫れに続いて辛かったのは吐きダコ。
無理やり口に手を突っ込んで吐くせいで手の甲が硬化して変色してしまう。
まるで「吐いてます」のサインのように見えるこいつ。見る人によってはカサブタやけど、見る人によっては紛れもなく吐きダコ。タコというだけに、本当に固くて青紫色をしている。
毎日目につく場所にこのサインがあることは、とても辛い。わたしは、絆創膏やテーピングをして隠していた。これも、吐く頻度が少なくなるにつれでアザが薄くなり、今では全く跡は残ってないです。
5.食道炎・胃炎
食道炎と胃炎。
食道炎や胃炎は、嘔吐による強い胃酸や、手を喉に突っ込むこと、逆流する食べ物によって引き起こされる。わたしもピーク時は声が出なくなりました。
わたしは気休めの応急処置として、白湯や牛乳を飲んだり、抗生物質を飲んだり。。胃薬は、胃の粘膜を保護するものと胃酸の過剰分泌を抑える2種類を1日3回服用してた。(吐かないことが一番なんだけどね。)
いずれにしても、一度胃腸科を受診をしてください。胃潰瘍や、マロリー・ワイス症候群(※)の可能性も。
※食道と胃の境目が傷ついて、粘膜が裂けて出血する状態
食道炎・胃炎(特に胃炎)は先ほどお伝えした物理的ストレスに加えて心理的ストレスを受けやすいので、病気が治った後でも、上手に付き合っていく必要があるね。
6.便秘・下剤乱用
きっと多くの人が陥ってしまう下剤乱用。
最初は食べてしまった自分の罪悪感から、ちょっと便秘気味な気がしたから、そんな理由から始まる、このピンクの毒。食べた自分の罪の、代償行為として、やめられなくなっちゃう下剤乱用。
わたしも規定2〜3錠のものを10錠以上飲んでいた時期があった。もう途中から自分の力で出なくなっちゃうんだよね。そしてどんどん聞かなくなって増えてって・・薬と同じ。 これは一生治らないと思っていた。
腸も心理的ストレスやホルモンの影響を受けやすいので比較的、後遺症として残りやすいかもしれないな。
わたしは、精神的に落ち着いた頃から生活リズムを整えることを意識して徐々に快方に向かった。朝起きてご飯食べて1日生活して夜寝る、ただそれだけなんだけど。とってもむずかしい。
漢方や食べるものを気をつけるのはそれだけでストレスになっちゃうので行ってないデス。
7.月経不順
拒食症も過食症も、月経不順の方がすごく多い。しかも今までの6項目より、圧倒的に後遺症として残りやすい。
わたしもその一人。今はPCOSの治療を受けています。女性ホルモンは一度崩れるとちゃんと立て直すことが難しいネ。。
ただ、長期間月経がないと子宮のが萎縮してしまい、不妊症になる可能性が高まるらしく長くても半年に一回はホルモン剤を使ってでも月経は起こすことをお勧めする、と婦人科の先生が言ってた。
女性ホルモンは、極めてストレスや環境変化、生活習慣に影響されやすい。摂食障害と一緒にゆっくり治していきたいですね。
大丈夫。ちゃんと治る。
人によって症状は様々やけど、「食べ過ぎる」「吐いてしまう」ことによっていろんな障害が起こると思う。
「わたしはこのままこの症状と付き合っていくんかなぁ」
「一生こんままかもしらん」
そんな不安を抱えている方も少なくないと思う。 目の前の症状がつらくて応急処置や隠すことだけに目がいくかもしれない。
だけど、摂食障害はちゃんと治せる病気だし、摂食障害による代償も、ちゃんと治る。
応急処置や、隠すことをしながらでも、少しずつご自身にとっての最適な心の休息をとってください。
心身ともに、回復に向かうことを願っています。
※本記事には、医療的な事をつらつらと書きましたが、
あくまで摂食障害の一経験者としての見解です。
参考までにご覧いただき、ご不安な方は医療機関へお問い合わせください。
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竹口 和香